臨床検査技師とは
医療を支える臨床検査
医療を支える=患者を支える
何かの病気で病院に行くと必ず受けなくてはいけないのが「検査」です。 医師は患者が訴える症状や検査データをみます。そして医師の豊富な経験や知識を駆使して、その人が今苦しんでいる病気を診断し、治療を始めます。医師の診断が正しい方向かどうかは検査データによる裏付けによって確認され、確定した病名にあった治療手段がとられることになります。そして治療を進めていく中でその治療がうまくいっているのかどうか、別の治療に変えていく必要があるのかなどといったことを判断するためにも何らかの検査が必要になります。臨床検査なくして、医療は成立しません。「根拠に基づいた医療」EBM(Evidence-based Medicine)が重要視される現代医療において、臨床検査情報も特に重要な役割を果たします。
チーム医療の一員
縁の下の力持ち
細分化された専門医療、とても医師一人では成り立ちません。現在の医療では、各種医療従事者により構成される「医療チーム」が患者を支えています。 臨床検査技師もその重要なスタッフです。各分野ごとのスペシャリストが力を合わせて一人の患者を支えていく、それがチーム医療です。
臨床検査技師は、看護師、医師に次いで多い医療職種です。厚生労働省が発表した統計によると、病院に勤める医療従事者の中で臨床検査技師は看護師、医師に次いで人数の多い医療職種となっています。